部屋の中の湿度を測定するために湿度計は欠かせません。
私たち人間の体でもじめじめしているとか乾燥していると言った具合におおよその湿度を確認することは可能ですが、正確な数値までは分からないからです。湿度計があれば正しい数字を測定することができますし、それに応じてエアコンや加湿器の電源を入れれば快適な室内を実現することができます。ただしこの方法では人間が機械のスイッチを入れる必要があるため、何かと手間に感じるかもしれません。特に外出先から帰ってきた時などはエアコンを入れて湿気を取ろうとしても、効果が現れるまでに時間がかかってしまいます。こうした問題を解決してくれるのが、センサーと連動させた湿度計です。空気中の湿度をセンサーで感知することによって、一定の数値を超えた時には湿度計のスイッチをオンにするといったことが可能になります。
連動しているため自動でオンオフを繰り返してくれるので、人間が何もしなくても自動で快適な空間を維持できるというわけです。これは工場や農作物を作っているビニールハウスなどの施設にも応用することができます。こうした場所は面積が広大であることが多く、人間が全て管理しようとすると膨大な手間と時間がかかると言わざるを得ません。ところがセンサーと湿度計を連動させたシステムを取り付けておくと、自動で湿気の管理を行ってくれるので人間がわざわざスイッチを入れるために工場内を移動する必要がなくなるのです。手間をなくし生産物の品質を上げることができる魅力的なシステムと言えます。