今では、オフィスや自宅でもインターネットを使うのが当たり前の時代になっていて、さまざまな場所にコンピューターが設置されています。
パソコンやスマートフォンなどの電子機器は高温には弱いのですが、湿気にはさらに内蔵されている半導体などに悪影響を与えるため、大型のコンピュータールームでは湿度管理が徹底されています。湿気は電極への微細な結露が電極表面を劣化や酸化させるだけではなく、電子部品の樹脂材料なども吸水性があるので、性能を低下させてしまう原因になります。日本は特に湿度の高い環境にありますので、コンピューターやデジタル製品を扱う工場や店舗などは保管や陳列などの際の湿気対策には細心の注意を払っていて、センサー付き湿度計をネットワークでシステム化して定期的に管理を行っています。
センサーは小型で無線タイプが多いですから、さまざまな場所や機器などにも取り付ける事が可能で、いちいち設置された湿度を確認するのではなく、定期的に連続してパソコンにセンサー付き湿度計で測った数字が表示されます。人が目で湿度計を見て調べるよりも精度は数段正確で、計測された湿度が一元管理されて確認する事も出来ますので、精密機械などを扱う大型の工場内での作業効率をアップさせるのに貢献しています。最近は湿度と温度を同時に計測してくれる機器も開発されていて、気温や湿度変化による品質の低下が不安な製品を扱っている現場ではかなり導入されています。