温度管理は様々な場面で必要になってきますが、特に物流業界においては非常に重要になってくるものです。
食品などを輸送している最中は、温度変化で食品が劣化したりしないように細心の注意を払わなければなりません。物流業界においては、たいてい常温・中温・冷蔵・チルド・冷凍の5つの温度帯に区分して輸送品の温度管理を実施しています。常温はほとんど温度管理を気にする必要がありませんし、冷凍はしっかりと冷やしておけばほとんど問題ないのでそんなに神経を使いませんが、中温・冷蔵・チルドなどはしっかりと温度管理をして輸送をしなければいけません。
管理が甘かったりすると、たちどころに商品が劣化してしまったりすることもあります。新鮮な商品を確実に顧客に届けるためには、しっかりと温度の管理ができる物流業者を選ばないといけません。温度を適切に管理するためには、それなりの設備をきちんと整えている業者である必要があります。
例えば、倉庫内の温度を一定に保てる設備があるのかや、トラックなどに積み込む際にもドッグシェルターなどを使って、外気から守るように工夫されているかなどをチェックしたいところです。倉庫内の温度を定期的に記録していることも重要でしょう。冷蔵・冷凍品などを専門に扱う物量業者では、倉庫内の温度を逐一記録しており、問い合わせがあれば公開することができるようにしている場合もあります。このように、物量業者の温度管理は、今もどんどん進化しています。